富士山が胚胎する地下水量
日本地下水学会2001春季講演会 静岡大 によれば、富士山の降水総量は周辺の降水分布から年22億トンが見積もられていますが、富士山麓の湧水を集めて流れる河川の流量から富士山西側の湧水量141万トン/日となります。
また、富士山の底面積とそれぞれの山麓の平均降水量の比3.78を掛けると1日当たり533万トンが見積もられます。
さらに、蒸発総量を平均22%とすれば、富士山の全降水量が地下に浸透する水は年25億トンとなります。
このことから富士山の地下水は、関東平野の全地下水量に相当すると考えられ、膨大な量であり、かつ安定的な供給量を可能にしています。
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